World Walking Vol.15 Lisbon アズレージョのポットホルダー&コースターセットを3名様にプレゼント
イベリア半島西側、テージョ川のほとりに位置するポルトガルの首都リスボン。長い歴史の中で磨き上げられたこの街は、西ヨーロッパ最古の都市として不思議な魅力を放つ美しい都市です。
温暖な気候のなかで世界遺産を巡る旅や、美味しいポルトガル料理に舌鼓を打つ旅など、日本からの渡航先としても注目が集まっています。今回の滞在では、太陽の光がふんだんに降り注ぐフォトジェニックな美しい街並みを歩いてきました。
アズレージョに包まれる色彩豊かな街並み
リスボンの街を歩いていると、様々な場所で色彩豊かな「アズレージョ」と呼ばれるタイルに出会います。アズレージョは15世紀頃、北アフリカのアラブ人からイベリア半島に持ち込まれたのが始まりだと言われており、教会や宮殿だけでなく一般家庭の外壁や内装にも用いられ、ポルトガル文化の重要な要素となっています。
とくに、教会などのアズレージョは芸術的なものも多く、その異国情緒溢れる美しさに目を奪われます。一方、街並みの中に溶け込む建物のアズレージョは素朴で懐かしい雰囲気を醸し出すものが多く、多彩な色彩と模様を楽しませてくれます。ひとつとして同じものがないアズレージョが歴史ある建物や街並みに見事に溶け込み、素晴らしい景観を作り出しています。
小さな工房で出会う手描きのアズレージョ
旧市街アルファマ地区の路地に工房兼ショップを構える「azulejos de Fachada(アズレージョ・デ・ファサード)」。こちらでは、作家が一つ一つ丁寧に手描きでアズレージョを制作しており、店内ではオリジナルのタイルを販売しています。
ショップの一角では目の前で絵付け作業を行っているので、その繊細な職人技を見学することができます。作家の方とも気軽にお話ができるので、オリジナルの絵柄をオーダーするのも旅の思い出になります。作品に関するお話を伺いながら手に入れた一品は、きっと思い入れの深いものとなるでしょう。お気に入りの柄を見つけて出来立てのアズレージョをお土産にしてみてはいかがでしょうか。
光溢れるとっておきの絶景に出会う
リスボンにはいくつかの絶景スポットと展望台があり、街の様子を様々な角度から眺めることが出来ます。リスボン中心部では建物の高さ制限がされているため、近代的な高層ビルはなく、昔ながらの趣を残した街の景観が維持されています。その為、展望台から眺める景色は壮観で、美しい町並みを遠くまで見渡せます。朝、昼、夕の太陽の向きや、見る方角によって様々なリスボンの表情を楽しむことができるでしょう。
また、公園が併設されている展望台では美しい花や緑と共に絶景を楽しんだり、ベンチに腰掛けてゆっくりとした時間を過ごすことができます。市民の憩いの場としても愛されているので、地元の方との交流もリスボンの楽しみの一つといえそうです。
ノスタルジックな街並みに誘われて
ポップな色彩が溢れるリスボンの街並みですが、その雰囲気にはどこか懐かしく、ノスタルジックな風情を感じることができます。日が暮れてくると、夕焼けに染まる建物と静かな陰が街を覆い、明るく元気な昼間の雰囲気とは違う表情を見せてくれます。
市内に3つあるケーブルカーの中で最も有名な「ビカ」のケーブルカー周辺では、映画や写真で見かけるようなリスボンの象徴的な風景を見ることができます。狭い石畳の坂道からテージョ川超しに見るサンセットは、思わず息をのむ美しさです。
上質なポルトガル料理を堪能する
長い歴史の中で培われた伝統的な調理法や食材を大切に守り、豊かな食文化を形成してきたポルトガル。料理のバリエーションも豊富で、日本人の舌にもよく合うことから、グルメを目的に訪れる人も少なくありません。近海で採れた新鮮な魚介類をはじめ、牛や豚などの肉料理をはじめ、ハムやチーズなどの美味しいものが街に溢れています。目移りしていると、短い滞在では何を食べればよいか迷ってしまうほどです。リスボン市内には、いかにも「街の食堂」といった庶民的なレストランから、前衛的な内装のカフェテリア、新しいポルトガル料理のスタイルでミシュランの星を獲得した高級レストランまで、気分や予算に合わせて幅広く選ぶことが出来ます。
地元の方に「ポルトガルの伝統料理を楽しめる」と勧めてもらった、ロッシオ広場近くの「Solar dos Presuntos(ソラール・ドス・プレズントス)」。気さくながらも丁寧で洗練されたサービスはまさに名店といった風格で、伝統の味を大切にしたポルトガル料理は、創業から40年経った今でも地元の人々に愛されています。
店先のショーケースには、巨大な生ハムのブロックがびっしり並んでおり、オーダーするとその場でカットして提供してくれます。その他、魚介を中心とする新鮮な素材を伝統的な調理法でいただくメニューは、どれも滋味溢れるものばかり。料理に合わせたポルトガルワインと共に、満ち足りたひとときを過ごせます。
ポルトガルの絶品スウィーツ
カスタードクリームをパイ生地に入れて焼く、ポルトガルを代表するスイーツ「Pastel de Nata (パステル・デ・ナタ)」。もともと修道院で修道士や修道女が作ったのがはじまりとされ、日本人にも馴染みのあるエッグタルトの原型ともいわれています。
ポルトガル人に最も愛されている「Nata(ナタ)」はたくさんの専門店もありますが、今リスボンで一番の人気店となっているのがChiado(シアード)地区の中心部、カモインス広場の前に店を構える「Manteigaria(マンテイガリア)」。こちらでは、店内で焼き上げたできたてのナタを1個1ユーロで販売しています。地元っ子で混雑した店内では、ナタが飛ぶように売れていき、多いときは1日に5000個を販売することもあるというから驚きです。朝8時から深夜0時まで営業しているので、コーヒーと一緒に軽めの朝食にしたり、テイクアウトで夜食にしたり、川辺や公園などでおやつに楽しむのもおすすめです。
情報誌がプロデュースした注目のフードコート
テージョ川沿いのリベイラ市場の中にある「Time Out Market(タイムアウト・マーケット)」は、1968年にロンドンで創刊された「タイムアウト誌」が、リスボンの使われなくなったリベイラ市場を買い取り、観光スポットとして改修したもの。今リスボンで最も注目を集めるフードコートです。
「Time Out Market」にはリスボン市内の人気レストランが多く出店しており、予約の取れない人気店の料理を手軽に楽しめるということで、常に賑わうグルメスポットとなっています。毎日10時から深夜までノンストップで営業しているので、レストランがお休みする日曜日や平日の営業時間外にも便利です。フードコート内にはレストランだけではなく、人気のお菓子店、ワイン店、缶詰店、雑貨店なども充実しているので、お土産探しにも最適です。
気取らない普段着の街
「サウダーデ(郷愁)の街」と呼ばれるリスボン。街を歩くと素朴でどこか懐かしい、飾らない魅力の詰まった街だと感じます。温暖な気候とリーズナブルで美味しい食事、そして観光客にも大らかな地元の人々。気取らず構えず、普段通りの姿で私達を迎えてくれます。
おとぎ話の世界に入り込んだような古い街並みに癒されながら、地元の人たちと触れ合い、地元で採れた美味しい食べ物とワインをいただく。国際化、近代化された大都市ではなかなか味わうことができなくなった、ぬくもりを感じる旅がしたい方はリスボンでサウダーデに浸るのもおすすめです。
文・写真:早川 七実(はやかわ ななみ) Buyer/creative Director
ファッションから雑貨、食、旅など、ライフスタイルにまつわる商品の買い付けや新規ブランドの立ち上げ、新商品の企画開発など、ブランドのクリエイティブディレクターを務める。
世界をフィールドに様々な人とのコミニュケーションの中で、新しいものや面白い人を発掘し、ものと人を繋げ、ビジネスへと展開している。
SØMME by Nanami Hayakawa/http://nanamihayakawa.com/
エントリー期間中、セゾンカードを1,000円(税込)以上ご利用いただいた方で、読者プレゼントにエントリーいただいた方の中から抽選で3名様に、ポルトガルの伝統的なタイル「アズレージョ」のポットホルダー&コースターをセットでプレゼントいたします。
〈セット内容〉
伝統的なタイル「アズレージョ」を使ったポットルダー(1個)とコースター(2個)のセットです。ポットやカップを置くだけでなく、パンやチーズ、お菓子のお皿としても使用できます。ポットホルダー、コースターとも裏面にはコルクが貼ってあるため、机を傷つけません。
ポットホルダー×1個(サイズ:約15×20cm)
コースター×2個(サイズ:約9×9cm)
※柄はお選びいただけませんので、ご了承ください。
エントリー期間:2018年2月16日(金)〜2018年3月26日(月)
※当選者の発表は、賞品の発送(2018年4月中)をもってかえさせていただきます。
エントリーキーワード/リスボン
エントリーはこちら