孟宗竹でつくったコーヒーカップ RIVERET(リヴェレット) RIVERETのコーヒーカップをホワイトとブラウン2個セットで3名様にプレゼント
中国の江西省に広大な孟宗竹(モウソウチク)の竹林と自社工場を所有して素材を確保、加工と仕上げはほとんど手仕事で、埼玉県越谷市の自社工場で行うという仲吉商事株式会社。竹製のワインベッセルやビアベッセル、おちょこでいただくお酒は格別。軽くて、温度が安定していて、唇への当たりがグラス以上にソフト。しかも天然素材で割れにくい。日本の繊細な加工技術と完璧主義が、テーブルウェアに新たな世界をもたらしている。
「竹」に注目
仲吉商事株式会社は1988年、屋田(おくだ)静子さんによって東京・板橋で設立されている。当初は日用品や化粧品、業務用の雑貨品を中国などに輸出していたが、やがて、板橋で工房を開き、同時期に中国でも工場を開設、現在、延べ床面積16,000㎡に拡張、自ら製造販売に乗り出す。その過程で、日本の大手コンビニエンスストアや外食チェーンにも販路を広げ、業務用のテーブルウェアや雑貨品の販売を拡大させる。そこで注目したのが中国の「竹」だった。
自社ブランドの挑戦
竹は3〜4年もあれば成長するが、木は20〜30年もかかる。たとえ間伐材を集めるにしても、その作業量は膨大だ。折から、成長を続ける日本のコンビニエンスストアや外食チェーンからは大量の割り箸の注文を受けている。そこで、2004年に中国の江西省に18㎢(孟宗竹150万本)の広大な竹林を購入、素材を木から竹へ変えた。さらに2013年には日本国内の工場を拡張し、オリジナルブランド「RIVERET(リヴェレット)」と、子ども向けの「agney(アグニー)」をスタート、本格的な自社ブランドの育成に乗り出している。
自由にやらせてもらえるなら……
自社ブランドの開発を担当したのが、長男の屋田高路(おくだ たかみち)氏。オーストラリアで国際経営学を学び、海外に進出した日本企業のコンサルタントなどを務めていたが、母親だけでは運営しきれなくなって実家に戻されたという。「母の事業を受け継ぐだけなら母以上のことはとてもできないかも知れませんが、全く新しいことを自由にやらせてくれるということだったので、喜んでやらせてもらいました。今のところ、合格点ちょっと手前といったところです」と高路氏。
安全な製品づくり
竹の器は一瞬、大丈夫か?と思うくらい軽い。乾燥させた素材を細かく断裁し、それを板状に接着する技術はどのようになっているのか驚異的。さらに、天然緑茶成分を配合した「ロハスコート」(特許出願中)の技術にも目をみはる。日本食品分析センターによる試験結果でも、塗料からホルムアルデヒドやカドミウム、鉛などの有害物質はゼロだったという。しかも完全防水で、食洗機にも対応(水温70℃以下)。子ども向けのブランド「アグニー」があるほど製品の安全性には強い自信を持っている。これを6層にも重ね塗りしているので、見かけによらず堅牢。
全てを自分たちの手で
驚くべきは、自社竹林の確保による素材の育成から製造、出荷、さらにはアフターケアまで、全てを社内で行っていること。のみならず、商品のデザイン、撮影、カタログ制作、Web制作、広告宣伝活動まで、他社に丸投げしたりせず、全てをスタッフが自分たちの手で作っていること。2020年1月からは、比較的手頃な価格帯の木製のテーブルウェア「taffeta(タフタ)」の販売にも乗り出しているが「これもスタッフにとっての新たな挑戦。多くの経験を積み重ねていくことが、会社の財産になっています」と高路氏。持続可能社会に向けて、再生可能素材によるテーブルウェアの時代がすでにやってきているようだ。
読者プレゼントにエントリーいただいた方の中から抽選で3名様に、RIVERET(リヴェレット)のコーヒーカップをホワイトとブラウン2個セットでプレゼントいたします。
〈詳細〉
・商品名:RIVERET(リヴェレット)コーヒーカップ
・価 格:6,600円(税別)※2個セット価格
・サイズ:高さ65mm×口径86mm・容量 250ml・重量 250g
・カラー:ホワイト/ブラウン
エントリー期間:2020年4月17日(金)〜2020年5月25日(月)
※応募資格:エントリー期間中に、セゾンカードを1,000円(税込)以上ご利用いただいた方。
※当選者の発表は、賞品の発送(2020年6月中)をもってかえさせていただきます。
※(株)クレディセゾンが実施するほかのキャンペーンとの重複当選はございません。
エントリーキーワード/孟宗竹
エントリーはこちら