孟宗竹でつくったコーヒーカップ RIVERET(リヴェレット) RIVERETのコーヒーカップをホワイトとブラウン2個セットで3名様にプレゼント

リヴェレットのコーヒーカップ。軽くて丈夫で唇への当たりがソフト。

中国の江西省に広大な孟宗竹(モウソウチク)の竹林と自社工場を所有して素材を確保、加工と仕上げはほとんど手仕事で、埼玉県越谷市の自社工場で行うという仲吉商事株式会社。竹製のワインベッセルやビアベッセル、おちょこでいただくお酒は格別。軽くて、温度が安定していて、唇への当たりがグラス以上にソフト。しかも天然素材で割れにくい。日本の繊細な加工技術と完璧主義が、テーブルウェアに新たな世界をもたらしている。

RIVERETは「小川」を意味するとか。その流れるようなシルエットを製品に活かすべく、シンボルマークは川をイメージしている。

「竹」に注目

仲吉商事株式会社は1988年、屋田(おくだ)静子さんによって東京・板橋で設立されている。当初は日用品や化粧品、業務用の雑貨品を中国などに輸出していたが、やがて、板橋で工房を開き、同時期に中国でも工場を開設、現在、延べ床面積16,000㎡に拡張、自ら製造販売に乗り出す。その過程で、日本の大手コンビニエンスストアや外食チェーンにも販路を広げ、業務用のテーブルウェアや雑貨品の販売を拡大させる。そこで注目したのが中国の「竹」だった。

「ロッキングベッセル」。ガラス製品ではないので、液体を入れる製品はベッスル(Vessel 容器)と呼ばれている。
おしゃれなデザインの「おちょこ」。お酒がスイスイ入る。
「タンブラー コクーン」。細身のシルエットが美しい。
「ブルゴーニュ」は2019年12月、OMOTENASHI NIPPON実行委員会より「海外展開ハイウェイ賞」を受賞している。
「ワインベッセル」。ワインならどんなタイプでも、という標準型。
厚さわずか2mmという薄いつくりと軽く反ったリムが、ワインを自然に舌先へ誘い込む。
「フルート」(左)と「オクタス」(右)。フルートはシャンパンなどに、オクタス(八方位)はカクテルなどに最適。
オクタスのプレートは八角形。一体成形によるリムからボウル、ステム、プレートにかけての明瞭なラインが美しい。

自社ブランドの挑戦

竹は3〜4年もあれば成長するが、木は20〜30年もかかる。たとえ間伐材を集めるにしても、その作業量は膨大だ。折から、成長を続ける日本のコンビニエンスストアや外食チェーンからは大量の割り箸の注文を受けている。そこで、2004年に中国の江西省に18㎢(孟宗竹150万本)の広大な竹林を購入、素材を木から竹へ変えた。さらに2013年には日本国内の工場を拡張し、オリジナルブランド「RIVERET(リヴェレット)」と、子ども向けの「agney(アグニー)」をスタート、本格的な自社ブランドの育成に乗り出している。

「タンブラー コクーン」のリムから本体へかけての微妙なカーブが美しい。さながら精密工芸品。
オクタスよりやや大ぶりなシェリー酒専用の「シェリーベッセル」(左)とカクテル用の「ギムレット」。
ビールには「ビアベッセル」(左)と「ビアマグ」(右)。RIVERETには名入れのサービスもある。
それぞれ飲み物の種類に合わせて、きめ細かにベッセルのデザインを変えている。シャンパンやワインは、グラスと違って中身が見えないのが惜しい。
竹の器のある暮らし……自分だけの隠れ家にでも置きたい逸品揃い。

自由にやらせてもらえるなら……

自社ブランドの開発を担当したのが、長男の屋田高路(おくだ たかみち)氏。オーストラリアで国際経営学を学び、海外に進出した日本企業のコンサルタントなどを務めていたが、母親だけでは運営しきれなくなって実家に戻されたという。「母の事業を受け継ぐだけなら母以上のことはとてもできないかも知れませんが、全く新しいことを自由にやらせてくれるということだったので、喜んでやらせてもらいました。今のところ、合格点ちょっと手前といったところです」と高路氏。

日常使いで最も活躍するコーヒーカップ。軽くて丈夫で美しい。
トレイを活用すれば、ケーキなどと一緒に楽しめる。
落としても壊れにくいので、屋外でコーヒーを楽しむのに最適。天気の良い日に外で飲むコーヒーは格別。
こちらはたっぷりサイズの「カフェオレマグ」。デザインも秀逸。
「ティーカップ&ソーサー」。ポーセレンと変わらない精緻な技巧で作られている。
「取っ手が壊れるときは、カップ全体が壊れるとき」というほど頑丈に作られている。
竹は樹木とは異なり、地下の根から吸い上げた水分をストローのような「導管」を通じて葉先へ運ぶ。横から見ると導管の様子がよく分かる。

安全な製品づくり

竹の器は一瞬、大丈夫か?と思うくらい軽い。乾燥させた素材を細かく断裁し、それを板状に接着する技術はどのようになっているのか驚異的。さらに、天然緑茶成分を配合した「ロハスコート」(特許出願中)の技術にも目をみはる。日本食品分析センターによる試験結果でも、塗料からホルムアルデヒドやカドミウム、鉛などの有害物質はゼロだったという。しかも完全防水で、食洗機にも対応(水温70℃以下)。子ども向けのブランド「アグニー」があるほど製品の安全性には強い自信を持っている。これを6層にも重ね塗りしているので、見かけによらず堅牢。

同じ孟宗竹を使用した子ども向けテーブルウェア・ブランドが「agney(アグニー)」。RIVERETの「小川」に対して、こちらは「せせらぎ」とか。
カトラリーからプレートセットまで、100種類近いアイテムが揃う。
食べることが楽しくなる「お食い初め箱膳セット モダン」。
「おうちのおべんとばこ」(左)をはじめ、長方形(中)、四角形(右)など、ランチボックスが楽しそう。
ぷっくりよく太ったマグロのような「おさかなプレート」。魚料理のときに良さそう。
多くのプレートセットにはフォークとスプーンの「アグニーカトラリーSセット」が付いている。
「きかんしゃ」と「きゃくしゃ」(各別売)のプレートを連結した「きかんしゃスペシャルセット」。ビブも自社製。
「和風プレートセット」にはレーザーで繊細な絵柄が彫り込まれている。

全てを自分たちの手で

驚くべきは、自社竹林の確保による素材の育成から製造、出荷、さらにはアフターケアまで、全てを社内で行っていること。のみならず、商品のデザイン、撮影、カタログ制作、Web制作、広告宣伝活動まで、他社に丸投げしたりせず、全てをスタッフが自分たちの手で作っていること。2020年1月からは、比較的手頃な価格帯の木製のテーブルウェア「taffeta(タフタ)」の販売にも乗り出しているが「これもスタッフにとっての新たな挑戦。多くの経験を積み重ねていくことが、会社の財産になっています」と高路氏。持続可能社会に向けて、再生可能素材によるテーブルウェアの時代がすでにやってきているようだ。

taffeta(タフタ)は竹ではなく、木を使用したテーブルウェアのブランド。素材はハードメイプルとラバーウッド。
タフタはウエディングドレスなどに使われる布地のこと。タフタのような「滑らかな手触り」の木工食器を目指している。
金属のカトラリーでは味わえない、木目の美しさと軽さ、口当たりの良さを生かした製品に仕上げている。
タフタは、手頃な価格で軽量、高い耐久性と食洗機対応能力を備え、持続可能社会の実現という面でも貢献するとあって、業務用でも使われ始めている。
中国江西省に所有する広大な竹林で孟宗竹を大切に育てている。
製材された素材は乾燥させ、荒削りされてから日本へ送られる。
埼玉県越谷市にある自社工場では仕上げ成形後、ロハスコートの塗装を施し、検品してから出荷、販売後のアフターケアを担う。
仕上げ成形作業のほとんどは手仕事。ベルトコンベアによる流れ作業とは無縁の職人の世界だ。
特許申請中のLOHAS COATは、天然緑茶成分配合の塗料(食品衛生法適合)を6層に重ね塗りしたもの。傷つきにくく、耐水性抜群。
専務取締役の屋田 高路(おくだ たかみち)氏。オーストラリアのブリスベーンで国際経営学を学んだ。
●RIVERET(リヴェレット)へのお問い合わせ
Tel.050-3786-7744(平日 月〜金 9:00〜17:00)
http://www.riveret.jp/
●読者プレゼントのお知らせ
読者プレゼントにエントリーいただいた方の中から抽選で3名様に、RIVERET(リヴェレット)のコーヒーカップをホワイトとブラウン2個セットでプレゼントいたします。

〈詳細〉
・商品名:RIVERET(リヴェレット)コーヒーカップ
・価 格:6,600円(税別)※2個セット価格
・サイズ:高さ65mm×口径86mm・容量 250ml・重量 250g
・カラー:ホワイト/ブラウン

エントリー期間:2020年4月17日(金)〜2020年5月25日(月)

※応募資格:エントリー期間中に、セゾンカードを1,000円(税込)以上ご利用いただいた方。
※当選者の発表は、賞品の発送(2020年6月中)をもってかえさせていただきます。
※(株)クレディセゾンが実施するほかのキャンペーンとの重複当選はございません。

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