硝子のすべてをプロデュースする 木本硝子 江戸切子グラス「KUROCO 玉市松 オールド」を1名様にプレゼント

東京・御徒町の春日通りに面した木本硝子の店舗。

東京の御徒町を拠点に、問屋という立場で80年以上もの間、硝子の創造に取り組んでいる木本硝子。東京下町の手作り硝子工場や江戸切子の職人さんたちとタッグを組み、時代の先端を行くデザイナーやクリエイターをも巻き込んで、硝子製品の新たな地平を切り開いている。その職人の精神がこもった熱いモノづくりへの情熱が周囲の共感を呼んでいる。

ロゴマークは「和」のテイストを感じさせながらシンプルでモダンなデザイン。

モノづくりの拠点「かちくら」エリア

東京の御徒町から蔵前、浅草橋にかけての2km四方一帯は、「徒蔵(かちくら)」エリアと呼ばれている。古くからモノつくりと卸問屋の集積する地域で、2011年から「モノマチ」(主催:台東モノづくりのマチづくり協会)と名付けられたイベントが開催されている。その世話役の一人が木本硝子株式会社 代表取締役の木本誠一氏。1931年(昭和6年)に浅草で創業した硝子食器一筋の卸問屋。「この辺りは江戸時代から大名・旗本の武家屋敷が建ち並ぶ古い街。その大名が地方から職人を連れてきて周辺に住まわせたので自然にモノづくりのネットワークができた」のだという。

一見するとごくスタンダードなガラス製品が並んでいるように見えるが、よく見ると最先端のデザイン揃い。

プロデュースする力

そのため、硝子食器の卸問屋の立場としては、ごく日常的に職人さんたちとの深い付き合いがあり、一方で、デパートや専門店、セレクトショップとのビジネスがある。価値観の多様化や家族構成の変化、さらに食のムーブメントのめまぐるしい動きと流通環境の変化などが加わって、市場は大きく変わってきている。しかし、江戸切子などの伝統的なガラス工芸の文化はしっかりと守っていかなくてはならない。そうした環境の中で力を発揮するのが、人と人とを結びつける「プロデュース力ではないか」という。

最初に目を惹くのが漆黒の黒に被(き)せた現代の江戸切子グラス「KUROCO」シリーズ。
「玉市松」は、薄手の黒の被せガラスに市松模様と球状の模様を繊細に刻んだ手の込んだグラス。まさに工芸品。
「年輪」は、一つ一つのリングが木の年輪をイメージ。これまでの江戸切子グラスにはない斬新なデザイン。
「柾目(まさめ)」は等間隔のストライプで、原木の中心部から木の年輪の目を直角に切り出すことで得られる高級木材をイメージ。
漆黒とつや消しの透明を組み合わせた「QUIET NIGHT(クワイエットナイト)」。伝統の「白銀比」で設計された境界部分に江戸切子の溝が施されている。
高級感ただよう漆黒のグラス「Inner Black(インナーブラック)」。グラスの内側に色被せしてある凝った逸品。

チャレンジングな姿勢

「そうした意味で、職人さんの集積するこのエリアはとても便利です。新たなアイデアと、それに対応する職人さんの技術、デザインと素材と加工を組み合わせて全く新しいモノを生み出すためには、問屋という立ち位置は、実はプロデューサーの役割そのものだということが分かったのです」と木本社長。そのためには「チャレンジングな姿勢が必要になる」とも。確かに、受け身の姿勢で注文を捌くだけでは、新しいモノは生み出せないに違いない。

木本硝子が特別にオーダーした江戸切子のグラス。伝統の和模様をアレンジしてある。
薩摩切子と比べると江戸切子は薄手で繊細。すべて手作業で、丹念に磨き上げられているのが特徴。
「八角籠目タンブラーペア」。現代の江戸切子は、より複雑で宝石のカットのように輝く。
「八角籠目菊繋オールドペア」。薩摩切子は伝統が途切れているが、江戸切子は国と東京都から伝統的工芸品に指定されている。
お気に入りの一品を見つけて、いつまでも手元に置いて愛用したい。

お酒が変わればグラスも変わる

店舗に並ぶ商品は、実にユニークだ。青か赤が定番だった江戸切子のグラスに黒がある。それもストライプや市松模様のシャープな絵柄が目に飛び込んでくる。これでウイスキーのオンザロックスでも飲んだら、さぞかしうまかろう。日本酒のためのさまざまなグラスも他に類を見ないものばかり。「ワイングラスにさまざまな種類があるように、日本酒にもお酒のタイプによってさまざまなグラスがあっていい」というのが木本社長の考え方。淡麗辛口、山廃仕込み、生酛づくりなど、お酒にもさまざまな種類があり、合わせる料理も異なる。確かに、お酒が変わればグラスも変えたくなる。

ドイツ人デザイナー、ウォルフワグナー氏による日本酒のためのグラス「XANA(クサーナ)」シリーズ。お酒の飲み方がグッとスタイリッシュになる。
フランス人デザイナー、アーサー・ライトナー氏がデザインした日本酒専用の酒器「Brume(ブルーム)」。カジュアルにしてお洒落。
お米の形状をモチーフにした日本酒用のグラス「Mai(マイ)」シリーズ。スリムな『セブン』、ころんとした「スリー」。酒米(まい)の精米歩合を示しているとか。
お酒の香りをしっかり引き立てる「es(エス)」シリーズ。日本酒、ワイン、リキュールなど、お酒を手で包むのに適したデザインになっている。
デカンターなども、ひときわ特徴のある合理的なデザインをしている。

上質を見分ける日本人の美意識

「日本が世界に冠たるモノづくりの文化を育んできたのは、ある面で大名文化のお陰だと思います。江戸時代を通じて、諸国の大名は衣食住遊のあらゆる領域で、地元の産業振興を兼ねながら最上のモノを生み出してきた。それをお互いに贈り合うことで技を競い合ってきたわけです。もちろん、庶民には手が届かなかったでしょうけど、上質を見分ける美意識は日本人のDNAとして伝えられてきているように感じます」と木本社長。説得力がある。

女優の川上麻衣子氏がデザインしたステムのついたグラス「FLICKA(フリッカ)」シリーズ。スウェーデン生まれの感性が光る。
クラフトビールを飲むのにふさわしいビアグラス「CALYX(カリクス)」シリーズ。口がすぼんだのがU、大きく開いたのがO。
グラスに水引きをあしらった「MIZUHIKI」シリーズ。祝いの席やギフトにぴったり。
「nect(ネクト)」は新しいスタイルの伝統工芸・江戸切子。2種類のデザイン、4種類のカラーで展開する新時代の硝子小鉢。
「funew(ふにゅ)」は、廃棄されるワインやシャンパンの硝子ボトルを再利用したテーブルウェア。廃棄への新たな挑戦だ!

熱い心で常に挑戦!

木本硝子のお店を覗いていると、つい時間の経つのを忘れる。これは何だ? どうやってつくったのだ? 何に使うの? どうやって使うの? といった疑問が次々に湧いてくる。廃ボトルを加工した「funew(ふにゅ)」は、約750度の温度で24時間以上かけてゆっくり変形させながらトレイなどに仕上げたとか。ハーフカットのカット面は、切子職人の手で美しく磨き上げられている。「職人さんの熱い気持ちと一緒になって挑戦する、そうすることで新しい道が切り開けると確信しています」と木本社長。その心は、熱したガラスのように熱かった!

「作り手と小売店の間に立つ問屋の役割を、もっと積極的に生かしていきたい」と木本社長。「モノマチづくり」にも積極的にかかわっている。

●木本硝子株式会社への問い合わせ
Tel. 03-3851-9668
http://kimotoglass.tokyo/
●オンラインショップ
http://kimotogw.shop-pro.jp/
●読者プレゼントのお知らせ
読者プレゼントにエントリーいただいた方の中から抽選で1名様に、木本硝子の江戸切子グラス「KUROCO 玉市松 オールド」をプレゼントいたします。

〈詳細〉
木本硝子の漆黒の黒に被せた現代の江戸切子グラス「KUROCO」シリーズ。
・KUROCO 玉市松 オールド
価格:35,000円(税別)
サイズ:350ml/直径90mm×高さ100mm
素材:ソーダ硝子
商品番号:KK-030F

エントリー期間:2018年8月17日(金)〜2018年9月25日(火)

※応募資格:エントリー期間中に、セゾンカードを1,000円(税込)以上ご利用いただいた方。
※当選者の発表は、賞品の発送(2018年10月中)をもってかえさせていただきます。
※(株)クレディセゾンが実施するほかのキャンペーンとの重複当選はございません。

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