「永遠の命」を求めて ミイラ展 国立科学博物館「ミイラ展」のペア観覧券を5組10名様にプレゼント
ミイラは古代エジプトを始め、ヨーロッパやアンデス地方、古代中国、中央アジアなど、世界各地で見ることができる。わが国でも高僧の即身仏や奥州藤原氏四代のミイラなどがよく知られている。その根底には、死してなお「永遠の命」を求める人々の切実な願いがあるようだ。本展のスペシャルサポーターにビートたけしさんが就任している点も注目を集めそうだ。
なぜ今、ミイラなのか?
今回のミイラ展は、2007年にドイツのマンハイム博物館によって企画され、世界中で大成功をおさめた大規模な展覧会がベースとなっている。それに、日本オリジナルコンテンツとして南米やオセアニア、中国、日本のミイラなども追加され、総数40体以上が展示される本格的なミイラ展となっている。ミイラは、その存在自体が驚きだが、近年は科学技術の進歩もあって、ミイラの実像が次々に明らかになってきている。また、世界各地のミイラが一堂に会することによって、それぞれの死生観や文化の違いを知ることができ、学術的な価値が高まっている。
インカ帝国のミイラ信仰
展示構成は、南北アメリカのミイラに始まって、古代エジプトのミイラ、ヨーロッパ、オセアニアのミイラ、そして中国のミイラ、日本の即身仏と、地域ごとに全6章に分けて紹介される。北米大陸ではネバダ州の洞窟から約1万年前、世界最古の自然ミイラが発見されている。一方、古代アンデス文明のミイラも広く知られており、7,000年前から存在している。ペルー北部の高地、チャチャポヤス地方で発見されたミイラは、祖先の遺骨を布で包み、崖の岩棚に安置する風習があり、先祖崇拝の一つとしてミイラ信仰のあったことが分かっている。
進化するミイラ作りの技法
ミイラ文化は、黄金のマスクをかぶるツタンカーメンに代表される古代エジプトのものが広く知られている。そのミイラ作りの手法は、長い年月をかけて進化してきている。最初は布で包んで砂漠に埋葬するだけだったものが、内臓の摘出技術や、樹脂を浸したリネン布で全身を覆い、マスクを被せる方法など、できるだけ生前の状態を保つことに工夫を凝らしている。やがて「カルトナージュマスク」を被せることが一般的になり、「ナトロン」を使用することで飛躍的に保存状態の良いミイラが誕生することになる。古代エジプトでは様々な生き物のミイラも作成されており、家族と一緒に埋葬されたり、神々への捧げ物にしたりしている。
「永遠の命」を願ったミイラ作り
ヨーロッパには、遺体が自然にミイラ化した自然ミイラが多く、8,000年前の古代人から第二次世界大戦の戦死者まで、様々な時代のミイラが残されている。オセアニアでもミイラは作られており、できるだけ生前の顔に近づけようとした跡がうかがえる。不老不死を目指した中国のミイラ、永遠の瞑想に入った「仏」としてのわが国の「即身仏」。その目的や手法は異なるが、「永遠の命」を願ったミイラ作りは、世界各地で盛んに行われてきたのである。ミイラ展のスペシャルサポーターに就任したビートたけしさんは「今からご対面するのが楽しみ」だそうだが、「ミイラとなった人が生きていた当時の歴史や価値観、死生観など、知れば知るほど面白くなるんだよね」とも語っており、奥は深い。
会 場:国立科学博物館(東京・上野公園)
会 期:2019年11月2日(土)〜2020年2月24日(月・休)
当日券:一般 1,700円 他
Tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)
展覧会公式ウェブサイト:http://www.tbs.co.jp/miira2019/
※開館時間、休館日、観覧料、割引制度、特典チケットなど、詳細については上記の公式サイトをご参照ください。
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エントリー期間:2019年9月17日(火)〜2019年10月25日(金)
※応募資格:エントリー期間中に、セゾンカードを1,000円(税込)以上ご利用いただいた方。
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