マネ最晩年の傑作《フォリー ベルジェールのバー》が来日! コートールド美術館展 魅惑の印象派 東京都美術館「コートールド美術館展 魅惑の印象派」ペア観覧券を5組10名様にプレゼント
ロンドンのコートールド美術館は、英国の実業家サミュエル・コートールド(1876〜1947)が収集したフランス近代絵画のコレクションを、ロンドン大学美術研究所に寄贈したのが始まり。同美術館は今や、英国が世界に誇る印象派・ポスト印象派の殿堂となっている。今回は、美術館改修工事のため、所蔵作品の一部がわが国に貸し出された。マネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーガンなどの傑作、約60点を見ることができる。
世界最高水準の美術史研究
本物を見よう!
今回の展覧会には、フランスの印象派・ポスト印象派の選りすぐりの絵画・彫刻作品、約60点が勢揃いする。マネ、モネ、ゴッホ、セザンヌ、ルノワール、ドガ、ゴーガン、ロートレック、モディリアーニ、ピサロ、スーラ……いずれも美術の教科書に登場するような大家の、それも代表作ばかり。今回見逃すと、日本で見られる機会はほとんどないかもしれない貴重な機会だ。実のところ、絵画や彫刻は、いくら印刷された作品集を眺めていても、本物にはかなわない。ぜひご自身の目で、実際に実物を見て感動を味わっていただきたい。
マネの不思議な絵
中でも注目されるのが、マネ最晩年の傑作とされる《フォリー ベルジェールのバー》。これは誠に不思議な絵で、バーメイドの背後にあるのは鏡のはずだが、背中が右側に描かれており、お客であるどこぞの紳士に対応している最中に見える。劇場内のバーを描いたものなので、背後の大勢の観客は彼女の目の前の光景ということになる。左上に空中ブランコを演じる曲芸師の足が見え、こちらに観客のざわめきまで伝わってきそうだ。
知れば知るほど興味がわく
しかし、若くて美しいバーメイドの表情は、何となく冴えない。憂いを含んでいるというより、どこか投げやりな感じさえする。実は当時、この種の女性は娼婦を兼ねていることが多く、下層の女性たちだったという。どこぞの紳士は、その交渉をしていたのかもしれない。表情が堅いように見えるのは、そのせいか。観客の服装や描かれているお酒のラベルなどを調べてみると、さらに当時の状況が分かってきそうだ。このようなことを知ったのは実は、報道発表会の席での中野 京子氏のレクチャーのおかげ。「絵は感じればいい」などと言われるが、そんなことはない。描いた作家について、描かれた背景について、描かれている内容について、知れば知るほど興味がわく。会期中に中野 京子氏の講演会もあるので、ぜひ参加してみてほしい。
会場:東京都美術館
会期:2019年9月10日(火)〜2019年12月15日(日)
当日券:一般 1,600円 他
Tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)
展覧会公式ウェブサイト:https://courtauld.jp
※開室時間、休室日、観覧料、割引制度、特典チケットなど、詳細については上記の公式サイトをご参照ください。
日時:2019年9月20日(金) 13:30〜15:00
定員:220名
特別講演会セットチケット:4,500円(公式図録、音声ガイド付き)
販売:チケットぴあ(Pコード:769-787)
※定員に達し次第、販売終了。
読者プレゼントにエントリーいただいた方の中から抽選で5組10名様に、東京都美術館で開催される「コートールド美術館展 魅惑の印象派」のペア観覧券をプレゼントいたします。
エントリー期間:2019年6月17日(月)〜2019年7月25日(木)
※応募資格:エントリー期間中に、セゾンカードを1,000円(税込)以上ご利用いただいた方。
※当選者の発表は、賞品の発送(2019年8月中)をもってかえさせていただきます。
※(株)クレディセゾンが実施するほかのキャンペーンとの重複当選はございません。
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