World Walking Vol.25 Nice —Côte d'Azur— オリーブプレート、オリーブオイル、オリーブペーストをセットで3名様にプレゼント
南フランスの「コート・ダ・ジュール」。世界的にも有名な保養地の中心都市「Nice(ニース)」は、心地よい日差しと風に包まれた美しい街です。コバルトブルーに輝く海に沈む真っ赤な夕陽と、どこまでも続く白いビーチのコントラストは、まさにこの世の楽園を描いたようです。世界中からバカンスに訪れる人たちで一年中活気に溢れ、マセナ広場や旧市街、美術館や城跡など見所も満載。とはいえ、最高の贅沢はのんびりと心地よい風を感じて、何もせずに羽を伸ばす時間。ゆっくり寝て、美味しいものを食べて、夕陽を眺めながらぼーっと頭を空っぽにする。これぞバカンスの醍醐味!この街にいると、穏やかな空気に心と体が馴染んでいくのを感じます。
憧れのニース
ニースという場所は、私にとって憧れの場所のひとつでした。フランソワーズ・サガンの「悲しみよこんにちは」に出てくる風景がなんとも甘美に思え、圧倒的に美しい世界を一度訪れてみたいと思っていました。とくに、自動車で出かけていくシーンに彼らのシンプルでエスプリの効いたライフスタイルを感じたものです。そんな想いからどうしても車でニースに入ってみたくてブルゴーニュからニースまで、ハイウェイを自走してやってきました。途中のリヨンあたりから徐々に空気が柔らかくなり、A7でマルセイユを過ぎると、どこからともなくフェラーリや古いカブリオレが現れ、気持ちよさそうに私の車を追い越していきます。ハイウェイを降りると、そこはまさに「コート・ダジュール(紺碧海岸)」。私はニースに来たのだと実感しました。
街の中心「マセナ広場」
街へ出ると地中海性気候の心地よい空気に包まれます。とりあえず賑やかな方へと歩いていくと、トラムの行き交う「マセナ広場」が現れました。ナポレオンの元で元帥として活躍したアンドレ・マセナの故郷がニースであることから、この名前が付けられました。ビーチ沿いのプロムナード・デ・ザングレ(Promenade des Anglais、イギリス人の散歩道)や旧市街へも続き、文字通りニースの中心地です。中央の噴水にはアポロン像がそびえ、世界の七大陸を表現した現代アートやストリートパフォーマーの競演など、実に賑やか。128個の噴水からなる「水の鏡」というエリアでは子供たちが楽しそうに戯れています。
ローカルに混じってマルシェへ
広場の周辺は曜日や時間帯によって、さまざまなマルシェが催されています。日本でも昔はあちこちで朝市などが催されていたのですが、いつしか便利なコンビニやスーパーばかりになってしまったのは少し寂しいところ。マルシェを歩いているとローカルの活気に触れることができ、その街の雰囲気を実感します。生産者による自慢の食材について話を聞いているとついつい買い込んでしまいます。イチジクと水牛のチーズ、「牛の心臓」と呼ばれるフレッシュなトマトにバジルとモッツァレラ、サラミやオリーブを買って、ホテルやビーチで食べるのは最高です。
カラフルな迷路「旧市街」
東へ進むと旧市街へ。可愛らしい石造りの建物やカラフルなモザイク状の壁が続くこのエリアは、ちょっとした迷路に迷い込んだような気分になります。マルセイユ石けんやハーブ、オリーブオイルなどのお店が並ぶ「ペロリエール通り」、ブティックやインテリアショップ「VARAVANE」のある「リベルテ通り」、ほかにもカフェやバーが至るところに点在しており、迷い込んだら抜け出せなくなるほど魅力的です。冷えたワイングラスを傾けて石畳のテーブル席でゆっくりするのも良し、マルシェで買ったSOCCA(ヒヨコ豆の粉を練ってオリーブオイルで焼いたクレープ)を片手に日陰を散歩するのも楽しいですね。
絶景は古城遺跡から
さらに東へ進み、石畳の坂や階段を上ると、そこは「ニース城」の城跡公園です。多くの人がイメージするニースは、この公園から撮影された景色ではないでしょうか。頂上の広場から望む景色は、まさに南仏・コート・ダジュールのイメージそのもの。公園までの道中にはアーティストの作品やパフォーマーによるCDの販売、子供向けの遊具などもあり、30分ほどの道のりはあっという間に感じました。とはいえなかなかの坂道なので、ホテルスイスの手前、サレヤ広場の先から出ている無料のエレベーターを使うのも便利です。夕陽が沈む前にここまで訪れることができたら、きっと生涯忘れられない景色を望むことができるでしょう。
イタリアとフランスの文化が融合した食体験
ニースは歴史的にイタリア文化圏に属していたこともあり、言葉やカルチャーはイタリアの雰囲気が色濃く残っています。つまり最高のブルゴーニュ・シャルドネと窯焼きのマルゲリータが一緒に味わえるのです。逆にフランチャコルタとムール貝やオイスター、巨大なロブスターなどの魚介類を合わせることも当たり前。生野菜をたっぷり使った「サラド・ニソワーズ(ニース風サラダ)」、そしてそれらの新鮮な食材を使ったパスタにピッツァ、サンドイッチなど、郷土料理も含めてイタリアとフランスの美味しいところを余すことなく楽しむことができます。
そろそろ本当のバカンスを
そもそも休暇を意味する「Vacances(仏)」や「Vacation(英)」は、19世紀頃の貴族やブルジョワジーが寒い時期に太陽を求めて南下し、そこで一日中なにもせずに過ごしていた時期のことを指します。フランス語の語源はまさに「空っぽ」。英語でも空室などを「Vacant」と表現しますが、バカンスとはつまり「何もしない、心と頭を空っぽにする時間」を楽しむことなのです。もちろん、日本と欧米では休暇の長さが違うため、限られた時間でできるだけ多くの体験を得たいという気持ちは当然なのですが、ニースにいると本当に心と体が緩んでいくから不思議です。
新しい活力が湧いてくる街
心地よい朝日とともに目覚め、テラスでフルーツをかじりながらしばしぼんやりとする。ビーチまで散歩したついでにマルシェで食材を買い求めたり、カフェでのんびりお茶をする。ソファで本でも読みながら、窓から入ってくる柔らかな夕陽と気持ちいい海風を感じつつウトウト。すっかり日が落ちたらちょっとオシャレしてディナーへ出かけて……。そんな日々が何週間、人によっては何ヶ月と続く街、ニース。ちょっと疲れたら、すべてを放り出してでもぜひニースを訪れて頭の中を空っぽにしましょう。きっと、次のやる気が自然と湧いてくるはずです。
読者プレゼントにエントリーいただいた方の中から抽選で3名様に、オリーブプレート、オリーブオイル、オリーブペーストをセットでプレゼント。
〈セット内容〉
・オリーブプレート×1枚
サイズ:縦約24cm 幅約10cm 高さ約2cm
※保管は水気、湿気を避けてください。
※食器用洗剤で洗うことができますが、使用するたびにしっかりと乾燥をさせてください。
※表面が白っぽくなってきたら、オリーブオイルを塗って保湿してあげてください。(サラダ油など他のオイルでも保湿できますが、多少べたつきますので、オリーブオイルがおすすめです)
※オリーブの樹を生かした作りとなっておりますので、一点一点形状や色味が異なります。記載サイズは目安です。・オリーブオイル×1本
A L’OLIVIER(ア・ロリビエ)
フランスの老舗オリーブオイルブランド“ア・ロリビエ”のホワイトトリュフのオリーブオイルです。
内容量:150ml
賞味期限:2020年1月31日・オリーブペースト×1本
TAPENADE VERTE(グリーンタペナード)
グリーンオリーブとオリーブオイル、ケッパー、アンチョビ、塩胡椒スパイスを入れて作られたオリーブペーストです。パンやパスタはもちろん、サラダなどにもおすすめです。
内容量:90g
賞味期限:2022年3月27日
エントリー期間:2019年4月17日(水)〜2019年5月27日(月)
※応募資格:エントリー期間中に、セゾンカードを1,000円(税込)以上ご利用いただいた方。
※当選者の発表は、賞品の発送(2019年6月中)をもってかえさせていただきます。
※(株)クレディセゾンが実施するほかのキャンペーンとの重複当選はございません。
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