瀬戸大橋を一望するホテル 倉敷せとうち児島ホテル 「倉敷せとうち児島ホテル」ペア宿泊券(夕・朝食付き)と「The Hotel Limani & Spa」ペア宿泊券(夕・朝食/スパ利用券付き)をセットで1名様にプレゼント

瀬戸大橋を一望する絶好のロケーションに位置する倉敷せとうち児島ホテル。

本州と四国の間を結ぶ連絡道路は3つある。そのうち岡山県倉敷市と香川県坂出市を結ぶ「瀬戸中央自動車道」は全長13.1km。その中で橋梁部分は10カ所あり、総称して「瀬戸大橋」と呼ばれている。自動車道と鉄道が併用する2階建て構造の瀬戸大橋は、上を瀬戸中央自動車道、下をJR本四備讃線が走っている。鉄道と道路を併用する橋としては世界最長だそうだ。その倉敷側の高台から瀬戸大橋を一望するのが「倉敷せとうち児島ホテル」だ。

ホテルのすぐ近くに見える橋は「下津井瀬戸大橋」。全長1,447mの吊橋で、陽の移ろいとともに微妙に色合いを変える。

目指すのは「これぞホテル!」

このホテルの総支配人を務めるのは、ハワイ出身で日系三世の米国人、ケネス・ミツツネ氏。そう、5月号の「Libera」でご紹介したザ・ホテル・リマーニ & スパの総支配人を兼ねるプロのホテル経営者である。いずれも、岡山県を拠点に流通業などを展開する天満屋グループが経営する株式会社天満屋ホテルズ&リゾーツのホテルである。そして、この人の持論は「これぞホテル!」をつくること。では、ミツツネ総支配人が目指すホテルとは、どのようなものだろうか。

客室から望む夜明けの瀬戸内海。日本の原風景を思わせるような美しさ。絶景ホテルの面目躍如だ!

ホテルの価値は“体験価値”

それは「そのホテルに行かなければ味わえないもの、見られないもの、体験できないものを提供すること」だという。「せっかくホテルに泊まっても、何も感動を得られないのでは、わざわざ泊まりに行くほどの価値はない」と言うほど「これぞホテル!」と言うべき“体験価値”を生み出すことにこだわる。ホテルは、安心安全に泊まれるのはもちろんのこと、それ以上の価値を提供してはじめて「さすがは……」という評価を得られるのだという。ならば、ということで早速、倉敷のホテルも訪れてみた。

瀬戸大橋は工期約10年、総事業費約1兆1,338億円を要して1988年4月に開通した。
ふもとの下津井漁港。下津井瀬戸大橋のたもとの田土浦公園に平家の総大将・平行盛の歌碑があり、ここが源平合戦の地だったことがうかがえる。
倉敷側から四国へ向かう途中の与島(よしま)でひと休み。
与島は列車が瀬戸大橋を走るのを間近に見られるとあって「撮り鉄」ファンの人気スポットになっている。
瀬戸大橋はサンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジ(全長2,737.4m)と姉妹橋の提携を結んでいる。
倉敷側に戻る途中で、倉敷せとうち児島ホテルを望むことができる。

このホテルならではの絶景

倉敷せとうち児島ホテルがあるのは、瀬戸内海国立公園に属する名勝・下津井鷲羽山(わしゅうざん)地区。海抜116mの丘から眺める瀬戸大橋と瀬戸内海の島々は、まさに絶景。確かに、このホテルに来なければ味わえない壮大な景観に違いない。この立地を生かした展望風呂がまた、素晴らしい。早朝、日の出とともに刻々と色合いを変える瀬戸大橋と瀬戸内海の島々を眺めながらのお風呂は、今まさに生まれたての地球を目撃しているかのようで、自然に喜びがこみあげてくる!

瀬戸大橋と瀬戸内海の島々を見渡す「瀬戸内さざなみの湯」。全面オーシャンビューの絶景風呂だ。

エリア随一の高さから眺める窓外の島々は、まさに一幅の絵。

ベッドにいながら絶景を楽しめる至福のひととき。

ホテル独自の食世界

食の世界もまた、ありふれたものではない。ロブスターは生きたままカナダから空輸しているし、ホテル独自のドライエージングビーフ(乾燥熟成牛肉)は、蒜山(ひるぜん)産をはじめ、岡山産の赤身牛肉を室温2℃、湿度70%の特別な庫内環境で約45日間かけて熟成させたもの。熟成に必要な麹や数種類の菌の働きによって、独自のフレーバーと肉の旨味を生み出している。単に長く置いただけの肉や、脂身の多い霜降り肉とは全く異なる、新たな赤身牛肉の世界だ。その違いは、ひと口、熟成肉を噛み締めただけで分かる。

レストラン「The Surf & Turf」の田中健司シェフが用意してくれたのはカナダから空輸した生きたロブスター。
得意のフランベでさっと香りづけ。最近めったに味わえない食の演出だ。
肉の旨味そのものを味わえるドライエージングビーフ(乾燥熟成牛肉)。
この日は岡山産蒜山(ひるぜん)牛のTボーンステーキをフランベ。
カナディアンロブスターと蒜山牛のステーキを同時に味わえる“贅卓”に感激。
瀬戸内の島々を眺めながらの朝食がまた、爽快!
和食「岐備(きび)」の料理長・木下善之氏。京風の繊細な味付けに定評がある。
前菜は季節の彩りを添えて盛り合わせる。
この日の椀は鱧(はも)真薯(しんじょ)。
岡山県産黒毛和牛は、お箸でも食べやすいように角切りステーキで。
パリッと香ばしい海老の玄米揚げと、地元の野菜を揚げた天ぷら。

ぶらり倉敷の街歩き

観光地として抜群の知名度を誇る倉敷だが、大原美術館のある倉敷川周辺の美観地区だけでなく、ホテルのある児島地区にも見所は多い。児島地区は「国産ジーンズ発祥の地」としても知られており、全国からジーンズマニアがやってくる“ジャパンデニムの聖地”。児島ジーンズストリートを周遊する「児島ジーンズバス」1日乗車券が販売(発売期間:〜2018年3月31日まで)されており、大人510円、こども260円で、1日乗り放題。「ベティスミス ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」をはじめ、旧野崎家住宅など、ぶらり街歩きを楽しめる。

大原美術館をはじめ見所の多い倉敷だが、児島地区にある旧野崎家住宅も一見の価値あり。
江戸時代後期に大規模な塩田を開発して財を成した野崎武左衛門の屋敷で、現在もきちんと管理されている。
6棟の大きな蔵も見事だが、日常の生活用具が丁寧に扱われており、当時の暮らしの質の高さがうかがえる。
児島は国産ジーンズ発祥の地。児島ジーンズストリートには、ジーンズ専門店や関連ショップ、カフェなどが数多く立ち並んでいる。

リマーニに本格スパ登場

倉敷せとうち児島ホテルには、レストランでのピアノのライブ演奏や、宿泊客限定のオーダーメイドジーンズを受け付けるデニム専門店「BLUEM(ブルーム)」など、まだまだご紹介したいことはたくさんあるが、ミツツネ氏が総支配人を兼ねるザ・ホテル・リマーニ & スパでもリノベーションが続いている。その一つが「ザ・スパ・リマーニ」の新装オープンと「ザ・サンライズ ジム&スタジオ」の開設。1泊するだけでも“体験価値”は得られるが、連泊すると、さらに利用価値は高まりそうだ。

“日本のエーゲ海”として知られる牛窓だが、秋から冬にかけても風情を増す。
「ここでしか味わえないもの」を味わいに行こう!
「ザ・スパ・リマーニ」マネージャーの奥田 詠子さん。スタッフによるトリートメントで、肌がパリッと若々しくなる。
“日本のエーゲ海“を眺めながらトリートメントを受けられるのは、ここだけ。
最近は母娘、カップルなど、ペアでトリートメントを受けるケースも増えているとか。
スパのデザインコンセプトはシンプル&エレガンス。気持ちの良い空間だ。
「ザ・サンライズ ジム&スタジオ」のフィットネスマシンは米国ジョンソンヘルステック社の「MATRIX」。カーディオ(有酸素運動)や筋力増強のためのマシンに定評がある。
パーソナルトレーナーは山口祥子さん。ヨガ、フランダンス、ウォーキング、オリジナルバレエなど、さまざまなクラスとプランを用意している。

犬島に行ってみる

ザ・ホテル・リマーニ & スパを起点に、島巡りに挑戦してみた。アートの島として知られる直島や豊島(てしま)にも行けそうだが、まずは、まだそれほど知られていない近くの犬島(いぬじま)へ。ホテルで手配してもらった水上タクシーで30分ほど。直島や豊島と同様、公益財団法人福武財団が運営する犬島製錬所美術館や犬島「家プロジェクト」があり、1日あればゆっくり回れる。ここにも、かつての銅製錬所の遺構を活用したアートワークや、建築家・妹島和世(せじま かずよ)さんがデザインした家など、そこに行かなければ決して味わうことのできない“体験価値”が、ぎっしり詰まっている。

かつて、銅の製錬事業や採石事業で栄えた犬島。
美術館は自然エネルギーだけで快適さを保っており、汚水も海に流さず、水質浄化システムを採用して内部で再処理している。
環境破壊の元凶ともされた銅製錬所の遺構だが、人の営みの勤勉さと健気さに頭が下がる。
家プロジェクトの1つ「S邸」。連なった透明のアクリル壁を通して、作品と風景が一体になって見える。アーティスト:荒神明香(こうじん はるか)。
おかやま山陽高校所有の海の家をイヌ小屋に見立てた巨大な犬の彫像「犬島の島犬」。表面は全国の有志に呼びかけて作られたこの作品のためのタイルで覆われている。アーティスト:造形家・川埜龍三(かわの りゅうぞう)。
●倉敷せとうち児島ホテルへの問い合わせ
Tel.086-473-7711(代)
http://www.setouchi-kojima-hotel.jp
●読者プレゼントのお知らせ
エントリー期間中、セゾンカード・UCカードを1,000円(税込)以上ご利用のうえエントリーいただいた方の中から抽選で1名様に、「倉敷せとうち児島ホテル」ペア宿泊券(夕・朝食付き)と「The Hotel Limani & Spa」ペア宿泊券(夕・朝食/スパ利用券付き)をセットでプレゼントいたします。

〈詳細〉
「倉敷せとうち児島ホテル」ペア宿泊券:夕・朝食付き
「The Hotel Limani & Spa」ペア宿泊券:夕・朝食/スパ利用券付き
宿泊券有効期間:2018年1月1日(月)〜6月30日(土)
宿泊券使用除外日:詳しくは予約時にホテルにお問い合わせください。

〈注意事項〉
・各ホテルを1泊ずつ、連泊でご利用ください。(例:1泊目「倉敷せとうち児島ホテル」/2泊目「The Hotel Limani & Spa」)
・ホテル間の移動は当選者ご自身でご用意ください。

エントリー期間:2017年10月17日(火)~11月30日(木)

※当選者の発表は、賞品の発送(2017年12月中)をもってかえさせていただきます。

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