ひらまつが贈る”ヨーロッパの旅館” THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海 夕・朝食付きペア宿泊券を1名様にプレゼント
特別な日に、特別な人と過ごすときのレストランとして知られる「ひらまつ」。そのひらまつが、7月の伊勢・志摩の賢島に次いで2つ目のオーベルジュ「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海」をこの10月にオープンした。熱海の景勝地に誕生した和と洋のマリアージュ。そこで、美食の世界を堪能してみよう。
パリでミシュランの星を獲得
レストランひらまつは1982年の創業。平松宏之氏がフランスで料理の修行をした後、東京・西麻布に開いた24席のレストラン「ひらまつ亭」が始まりだ。1988年に「レストランひらまつ」として広尾に移転後、快進撃が始まる。パリのサン=ルイ島にオープンしたレストラン(現在は「レストランひらまつパリ」として16区へ移転)が2002年に、オープン後わずか4カ月という短期間に、日本人オーナーシェフとして初めてミシュランの一ツ星を獲得、その名は一気に広まる。
東証一部上場のレストラン
2003年にはJASDAQ市場に株式を上場、翌年には東証2部に移り、2010年には早くも東証1部に指定替えとなっている。同時に店舗網も、現在では国内33店舗にまで拡大、事業内容もレストランを中心に、ウエディング、ケータリング、ワイン、ホテルと5つの事業分野を大きな柱になるまで育てている。平松宏之氏にはどうやら料理人としての才能だけでなく、人を組織し、人を育てる、事業家としての才能も備わっているようだ。
文化としての料理
ひらまつが運営するレストランは、いわゆる外食産業と呼ばれる大衆的なチェーンレストランとはかなり色合いが異なる。料金は決して安くないが、インテリアデザインや家具調度、器やグラス、カトラリーも一級品。一流の絵画が飾られた美術館のようなレストランもあり、一般にはなかなか日常的に利用できるものではない。それでもなお多くのファンに支持されるのは、「文化としての料理」という考え方が一貫しているせいだろう。
上質な食文化を楽しむ
私たちは、歌舞伎やオペラを楽しむように、ときに一流のホテルやレストランで大切な家族や友人、お客さんと一緒に「美食」を楽しむことがある。それは、必ずしも富裕層だけのものではない。もちろん、オーセンティック(本物、正統なもの)を手にするのだから、安上がりというわけにはいかないが、度々でなければ一般にも十分、楽しむことは可能だ。ひらまつには、そうした「上質な食文化」を楽しむファンが多いせいか、誰に対しても対応は温かい。いわゆる、ツンツンしたところが感じられないのだ。
スタッフの気持ちよさ
その理由は、ブライダル事業によるところが大きそうだ。結婚式にはさまざまな人が集う。二人の門出を祝うために、お年寄りも家族連れもやってくる。赤ちゃんを連れていたり、身体が不自由だったり、置かれている環境はそれこそ千差万別。それでも、一緒にテーブルを囲みながら晴れの日を祝うことに変わりはない。スタッフのほとんどは何らかの形でウエディングに関わっているので、お客さんに分け隔てなく接することに慣れているのかもしれない。レストランひらまつの気持ち良さは、スタッフの気持ち良さでもある。
数奇屋建築のオーベルジュ
ひらまつ熱海は、この10月27日(木)にオープンしたばかり。熱海城近くの景勝地にあり、天気の良い日には眼前に初島をはじめ、伊豆半島、大島、三浦半島、房総半島などを一望できる。銘木に贅を凝らした数寄屋造りの建物は、酬恩庵一休寺茶室や大阪城の黄金の茶室、金閣寺茶室など、多くの茶室を復元してきた故・木下孝一氏が手がけたもの。2009年には厚生労働大臣表彰「現代の名工」に選ばれた数奇屋建築の第一人者である。ひらまつ熱海は、かつて別荘として使用されていたこのシックな建物を、洋風の設えを加えながら、オーベルジュとして見事に蘇らせている。
美術品に目が止まる
館内のラウンジに足を踏み入れると、目の前には相模湾。天井には、長さ20メートルはあろうかという見事な一木の梁。あちらこちらにジョアン・ミロの絵画や片岡球子の富士山の絵が飾られ、心を和ませる。客室をはじめ、所々に置かれた精巧な帆船の模型にも目が吸い寄せられた。さらに、書や蒔絵の文箱など、多くの美術品が惜しげもなく展示されているところに、格式の高さまで伺える。
いつでも温泉
客室は全部で13室。3階の両端に特別室2室が配され、2階に4室、1階に7室の客室が配されている。それぞれの階にある角部屋は85㎡とかなり広め。リビングとベッドルームとバスルームが一体となったような構成で、バスタブには24時間、いつでも入れるように温度調節された温泉が張ってある。バスタブに浸かりながら海を眺めていられるので、その心地よさに、つい出るのを忘れてしまう。客室にいながらバスルームで日の出を楽しめる、稀有なオーベルジュと言ってよい。
全体で一つのハーモニー
ひらまつ熱海の楽しみは、何と言ってもフランスの「ひらまつパリ店」で修行を重ねたシェフ、三浦賢也氏の正統派フランス料理。三浦シェフがひらまつ熱海を舞台に繰り広げる美食の世界は、それを味わいに来るだけでも大きな価値がある。同時に、その舞台となっているひらまつ熱海と、そのスタッフとの交流もまた、楽しい。主役と脇役、それを支える舞台……そうしたものが渾然一体となってもてなしのハーモニーを奏でているかのようだ。
また来たい、と思う
ところで、オーべルジュ(Auberge)とは何だろうか。一言で言えば「地方にある宿泊できるレストラン」ということになるが、日本で言えば、さしずめ料亭旅館ということにでもなろうか。そうなると、旅館には「女将」がつきもの。ひらまつ熱海で女将を務める荒井 眞由美さんは、来年創業35周年を迎えるひらまつで、すでに20年間勤務するベテラン。実はこの人が、おもてなしのハーモニーを奏でる指揮者なのだ。「お客様に、また来たいと思っていただけるよう、精一杯務めさせていただきます」と控えめに語る笑顔が美しい。
エントリー期間中、セゾンカード・UCカードを1,000円(税込)以上ご利用のうえエントリーいただいた方の中から抽選で1名様に、「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海」の夕・朝食付き1泊ペア宿泊券をプレゼントいたします。
※宿泊券有効期間:2017年2月〜2017年7月末日
※当選者の発表は、賞品の発送(2017年1月中)をもってかえさせていただきます。
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