World Walking Vol.4 Bali -Seminyak & Kerobokan- バリのアーティストによるガラスと流木でできたオブジェを3名様にプレゼント

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美しい海や森など豊かな自然とカルチャーの両方が楽しめるバリ島。前回ご紹介したローカルのおだやかな雰囲気だけでなく、島の西側で独自の発展を続ける「Seminyak(スミニャック)」「Kerobokan(クロボカン)」エリアも魅力的です。バリ島に魅せられた外国人オーナーたちが競い合うように新しいカルチャーを生み出し、その独特な雰囲気を求めてハイセンスなトラベラーが集まるこのエリア。これからますます面白くなっていきそうです。

変化し続けるエネルギッシュなエリア

エリアごとに特色が分かれるバリ島のなかでも、目覚ましく変化を続けているのがレギャンの北側にある「Seminyak(スミニャック)」「Kerobokan(クロボカン)」地区。ファッションやインテリア、グルメなどはもちろん、ヴィラやスパ、ナイトライフに至るまで、衣食住遊における独自のカルチャーが形成されています。
地続きにハイセンスな雰囲気が漂うこのエリアですが、「スミニャック」はどちらかというとビーチクラブやセレクトショップなどが盛り上がっており、おしゃれな人たちが昼夜を問わず集まる場所。「クロボカン」はオーナーのセンスが際立つヴィラやインテリアショップが立ち並び、家族連れやカップルがゆったり滞在しています。この二つのエリアを繋ぐのが、イタリアンからエスニックまで多様な味が楽しめるレストランと居心地の良いカフェたちです。

田んぼや畑の区画を活用するため、間口は狭く、奥へと長く続く作りのホテルやヴィラが多い。

田んぼや畑の区画を活用しているためか縦長の敷地が多く、その特徴を上手に使っている。

アプローチから内装まで、美意識が貫かれている。

インテリアやアートにもオーナーの個性が反映され、ヴィラでありながら個人の邸宅に訪れたよう。

なかにはこんな野性味あふれる贅沢なヴィラも。

朝はゆっくり太陽を浴びて

日が昇りきる前の西側のビーチは草木や建物が太陽を遮るため、木陰も多く朝の散歩にぴったり。海で泳ぐというよりも、散歩やジョギング、朝のヨガなどを楽しむ人で賑わっています。また、ホテルによっては、近隣までカートで送ってくれるサービスもあるので、利用してみると便利です。
また、ほとんどのヴィラやホテルにはプールがあるので、プールサイドでゆっくり過ごすのもおすすめです。いずれにしても寝起きの水辺は格別で、南国の太陽がゆっくりと体を目覚めさせてくれるのを感じます。あっという間に日が昇って暑くなるので、少し早起きして早朝の気持ち良い時間を楽しみたいですね。

朝から大人気のプールサイド。夕方まで一日中過ごすツーリストも。

ホテルのプールサイドは朝から大人気。一日中過ごす人も。

こうしたカートが置いてあれば、近場まで送ってもらえる可能性が高い。

ビーチまで案内をたどって進むと、裏路地のような小道を延々と進むこともある。

ビーチまでの道のりは裏路地のような小道を延々と進むことも。夜は注意が必要。

小道を抜けると突然美しいビーチが広がる。このコントラストも楽しい。

ワルンでローカルフードに舌鼓

ブランチがてら散歩に出かけるなら、ローカルフードが楽しめる「WARUNG(ワルン)」もおすすめです。食堂と喫茶店を合わせたような地元の人も利用するレストランですが、その種類は実に多様。庶民的な雰囲気のものから、ヴィラのパティオと一体になった開放的なワルンや内装にこだわったお洒落なワルンなど、さまざまなロケーションが楽しめます。また、シーフードが得意だったり、肉料理が得意だったりとお店によってメニューや味付けも変わるため、毎日でも通いたくなる魅力があります。とくに、街中にあり地元のお客さんで混んでいるようなお店は、安くて美味しいことが多いようです。
定番のナシゴレンやミーゴレンもおすすめですが、サテ(焼き串)やシーフード、野菜、揚げ物など、好きな具を選んでご飯に混ぜて食べる「ナシチャンプル」や、濃厚なピーナッツソースのサラダ「ガドガド」も病みつきになります。ビールを片手にいろいろとつまみながら、地元の人たちと賑やかな時間を過ごすのも楽しいものです。

クロボカン通りにあるWARUNG D’SAWAHはパティオの木陰でゆっくり過ごせる落ち着いたワルン。

お店によって味付けが違うのもワルン巡りの楽しみ。

ワルンは一般的には大衆食堂を指すが、このエリアにはリゾート風のワルンもあれば、カフェのような雰囲気のワルンもある。

ぶらぶらと街中を散策

街をぶらぶらと散歩するならスミニャック方面へ。どの道を通っても素敵なセレクトショップやカフェ、レストランが並びます。家具やインテリア雑貨などが好きならサンセット通り、洋服やアクセサリーを買いたいならカユアヤエリアなどを通るのがおすすめです。ちょうど原宿、青山あたりから、渋谷、代官山・恵比寿あたりまでを移動するような距離感なので、お店を巡りながら思いつくまま歩くのも楽しいですね。また、気に入ったレストランがあったら直接お店の人に予約状況を確認すれば、どの席が何時頃から空くかなど、丁寧におしえてくれることも多いです。その場で予約してしまえば、ディナーもばっちり楽しめます。
ちなみに、この辺りは渋滞が多いことでも有名。というのも、バリでは魔(良くないもの)は直進すると信じられており、魔が交差する交差点をあまり作りません。お店が並ぶ通りを軸にして左右に道は伸びていますが十字路は少なく、T字路やY字路のような不思議な交差点が目立ちます。おまけに道幅も狭く、人気エリアは渋滞してしまうのです。

カユアヤ通りのセレクトショップはオリジナリティ溢れるお店も多く、古着屋や子供服、水着、ドレス、アクセサリーなどバラエティ豊か。

サンセット通りはインテリアや生活雑貨など、さまざまなアイテムが豊富にそろう。

オベロイ通り近くのPETITENGET通りもショップが多く、歩いているだけでも楽しい。

マーケットでは値段交渉もできるので、お気に入りを見つけたら交渉してみよう。

本格的なコーヒーで一呼吸

ウィンドウショッピングで歩き疲れたら、よく冷えたアイスコーヒーで休憩。スミニャックエリアは趣向を凝らしたカフェがたくさんあり、のんびりするには最高のロケーション。暑ければエアコンの効いた室内でクールダウン、夕暮れ時ならルーフトップを開放しているカフェやテラス席でのんびり。
個人的には本格的な焙煎と丁寧なドリップで香りが立ったアイスコーヒーが飲みたいところ。フレッシュジュースも美味しいですが、乾いた喉には冷たくてほろ苦いアイスコーヒーが最高です。最近は小規模ながら豆や焙煎、抽出方法などにもこだわったお店が人気のようで、コーヒー好きも納得の一杯に出会えます。

個人的に気に入った「REVOLVER」のアイスコーヒー。さっぱりと香り高い一杯が楽しめる。

長期滞在者にも人気の「REVOLVER」のアイスコーヒー。店舗は小さいが居心地が良く、マシンで入れた香り高い一杯が楽しめる。ランチならオベロイ通りの本店もおすすめ。

バリ島はヒンドゥー教徒が多いが、インドネシア全体はイスラム圏ということもあり、チキンとラムを提供するハラルのお店も。

クロボカンのあたりでは高台を利用した借景が楽しめるレストランもあり、空いているカフェタイムに利用するのもおすすめ。

クロボカンのあたりでは「ライスフィールド(田園)」が望めるレストランも人気。開発が進むとますます貴重な光景になる。

カユアヤ通りでもひときわ目立つ階段状のテラスのカフェ。

カユアヤ通りでもひときわ目立つ、客席が階段状のテラスになっているカフェ。

ベジタリアン向けのマーケットなどもあり、ヘルシーフードのお土産なども買える。

ビーガン向けのカフェとマーケットなどもあり、ヘルシーな料理が食べたくなったら利用してみたい。

さまざまなスタイルのカフェが林立していて、覗いて回るだけでも楽しい。

ディナーはとびきりのお店を選んで

さて、1日の締めには最高のディナーを楽しみたいものです。スミニャックやクロボカンエリアには、数え切れないほどのレストランがあり、今なお増え続けています。人気エリアとして定着してからは、さまざまな工夫を凝らしたユニークなレストランも増え、そうした新陳代謝を敏感に感じ取ったツーリストが集まるため、このエリアに人気レストランが集中している状態です。
特徴としては壁を取り払った開放的な空間や、テラスにプールを配置するなど、バリらしいロケーションをうまく取り入れた内装のお店が多いこと。料理の内容に関しては「Sashimi」や「Sushi」などの和風のメニューを取り入れたり、新鮮な魚介や肉類、パスタまでバラエティに富んでいます。伝統的な建築とバリモダンとも言える独特の内装、ツーリストたちの賑やかな雰囲気を満喫でき、手頃な価格と相まって楽しい夜を過ごすことができます。

入り口からは普通のレストランに見えるが、裏側は広大な畑が広がっているなど、ユニークなロケーションのお店も。

奥へと続く個性的な内装に好奇心が湧いてくる。

奥へと続く個性的な内装に好奇心が湧いてくる。

家族連れやカップルなど、思いおもいの夜を過ごす。

家族連れやカップルなど、思いおもいの夜を過ごす。

リゾート気分を満喫できるロケーションに気分も高揚する。

リゾート気分を満喫できるロケーションに気分も高揚する。

ビーチクラブでバリの夜を楽しむ

1980年代以降、バリがリゾート地として成長した理由の一つに、インドネシアの国民の多くがイスラム教徒であるのに対してバリ島ではバリヒンドゥー教徒が多いことが少なからず影響しています。その独自の文化や生活に魅了された欧米人やアーティストが独自のカルチャーを生み出し、ツーリストの楽園として発展してきました。そのひとつがビーチクラブ。クタビーチからスミニャックビーチを筆頭に、さまざまな場所でビーチクラブがオープンし、週末に限らず観光客を楽しませてくれます。
大規模なビーチパーティを開催するところもあれば、サンセットに指折りのフレンチを楽しめるお店、ホテル内から海側にひらかれたバースペースを活用したオープンなお店など、それぞれ趣向を凝らしているのでいろいろと巡ってみるのも一興です。

パームツリーと幻想的なプールの向こうにビーチがあり、夜風と音楽を楽しむ人たちで賑わう。

有名な「Potato Head Beach Club」のガーデンは、パームツリーと幻想的なプールの向こうにビーチがあり、夜風と音楽を楽しむ人たちで賑わう。

ビーチベッドでゆっくりくつろいだり、星空を見上げながらプールで泳いだり。

ビーチベッドでゆっくりくつろいだり、星空を見上げながらプールで泳いだり。

ビーチをつたってクラブをはしごするのも楽しい。

ビーチをつたってクラブをはしごするのも楽しい。セキュリティスタッフも辻々にたっているので安心だ。

自分なりの楽しみが見つかる島

バリ島で様々なカルチャーや景色に出会うたび、訪れたくなる場所は増えるばかり。おだやかな気候とそれらをとりまく独自の宗教観など、知れば知るほどバリ文化の奥深い魅力に気づきます。交易の要所として発展し、温暖な風土に魅せられたツーリストによってさまざまなカルチャーが生み出されたバリ島は、刺激的でありながらどこか懐かしい雰囲気もあります。
特に印象的だったのは、ホテルでもお店でもいつもにこやかに迎えてくれるバリの人々の笑顔。この島の心地良さは、そうした人々の営みがもたらしてくれるのだと思いました。ぜひ、バリ島へ来たらガイドブックやスマートフォンとにらめっこするだけでなく、全身でバリを感じる旅を楽しんでみてください。
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●この記事に関するお問い合せ
株式会社ゾディアック Libera編集部
Tel. 03-6380-0530 info@zodiac1987.com
●インドネシア観光に関するお問い合せ
ガルーダ・オリエントホリデーズ
Tel.03-5288-5672 http://www.garudaholidays.jp/
●読者プレゼントのお知らせ
エントリー期間中、セゾンカード・UCカードを1,000円(税込)以上ご利用いただいた方の中から抽選で、バリのアーティストによるガラスと流木でできたオブジェを3名様にプレゼントいたします。
〈内容〉
手作り品のため、物によりサイズが異なります。一番大きな物で、15.5×15cmほどです。形状はお選びいただけませんので、ご了承ください。※写真はイメージです。器の中に入っているグリーンや石は付属しておりません。
※当選者の発表は、賞品の発送(2016年10月中)をもってかえさせていただきます。
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